絶望とは“自分自身からの逃亡”である――『死に至る病』が教える、ほんとうの自己との向き合い方
プロローグ:絶望の受け取り方、自分自身とは何なのか? ヒナタ 『死に至る病』って…怖いタイトルだけど、実は「絶望」のことを言ってるんだね。 ミライ そうそう。キルケゴールは「絶望=自己を失った状態」って言ってて、自分自身であることを拒むのが“死に至る”ってことらしい。 ヒナタ え…じゃあ、「なんでもないふりをして生きること」が、実は深い絶望ってこと? ミライ まさにそう。自分が「本当は何を望んでるのか」から…