太宰治の名言・格言40選。彼らが本を読まないのは、きっと孤独ではないからだろう

この記事では、『太宰治』の名言をご紹介します。

太宰治は、近代日本文学を代表する作家であり、彼の名言には、深い人生観と哲学的な思考が反映されています。彼は自己の葛藤や人間関係の難しさ、愛情や欲望、そして死に対する恐怖を率直に表現しました。その作品群は、彼自身の悲劇的な人生を反映し、読む者に深い感動と共鳴を与えます。特に、彼の名言には、希望と絶望、愛と孤独の微妙なバランスが表現されており、読む人々に様々な解釈や感情を引き起こします。

私が太宰治の名言に触れるたびに、彼が抱えた苦悩の深さと、そこから生まれた美しい言葉たちに心打たれます。彼が生きた時代の社会背景とも相まって、今でも多くの人々にとって共感を呼ぶ言葉が多いと感じます。私自身も、彼の名言から勇気や励ましを受け取ることが多いです。

コンサルタント業界で働いてる、ブログ管理人のシタテが、今、あなたの心に刺さる名言をお届けします。

シタテ

太宰治の言葉には、深い考察と人間の普遍的な苦悩が込められていて、私にとって非常に響くものがあります。彼の作品に触れることで、人生の複雑さや美しさを再認識させられます。

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目次 [ close ]
  1. 太宰治とはどんな人なのか?
  2. 太宰治で押さえておきたいシーン・名言40選
    1. 1.「人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。」
    2. 2.「人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。」
    3. 3.「一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。」
    4. 4.「私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。」
    5. 5.「私は、ひとの恋愛談を聞く事は、あまり好きでない。恋愛談には、かならず、どこかに言い繕いがあるからである。」
    6. 6.「疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。」
    7. 7.「人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。」
    8. 8.「あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。なぜ、あなたは頭上を見ないのです。また、脚下を見ないのです。」
    9. 9.「恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う。」
    10. 10.「君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。」
    11. 11.「幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。」
    12. 12.「弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。」
    13. 13.「怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。」
    14. 14.「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。しかし、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。」
    15. 15.「笑われて、笑われて、つよくなる。」
    16. 16.「好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。人には、宿命というものがあるんだよ。」
    17. 17.「信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。」
    18. 18.「人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。」
    19. 19.「怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。」
    20. 20.「愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。」
    21. 21.「てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。」
    22. 22.「駄目な男というものは、幸福を受け取るに当たってさえ、下手くそを極めるものである。」
    23. 23.「安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。」
    24. 24.「信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。」
    25. 25.「人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。」
    26. 26.「男って、正直ね。何もかも、まる見えなのに、それでも、何かと女をだました気で居るらしいのね。犬は、爪を隠せないのね。」
    27. 27.「僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。」
    28. 28.「ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。」
    29. 29.「理窟はないんだ。女の好ききらいなんて、ずいぶんいい加減なものだと思う。」
    30. 30.「今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。」
    31. 31.「本当の気品というものは、真黒いどっしりした大きい岩に白菊一輪だ。」
    32. 32.「不良とは、優しさの事ではないかしら。」
    33. 33.「大人とは、裏切られた青年の姿である。」
    34. 34.「僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。」
    35. 35.「子供より親が大事、と思いたい。子供のために、等と、古風な道学者みたいな事を殊勝さらく考えても、何、子供よりも、その親の方が弱いのだ。」
    36. 36.「親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。」
    37. 37.「人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。」
    38. 38.「鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺むべきである。私は晩年の芸術というものを否定している。」
    39. 39.「人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。」
    40. 40.「前進をしない人は、後退をしているのだ。」

太宰治とはどんな人なのか?

太宰治(だざいおさむ)は、日本の小説家で、1909年6月19日から1948年4月13日まで生きました。彼は青森県に生まれ、東京大学で学びましたが、在学中に中退します。1930年代から1940年代にかけて、多くの短編小説や小説を執筆し、その中でも『斜陽』や『人間失格』などが特に有名です。彼の作品は、自らの内面的な苦悩や、社会との葛藤、愛や絶望、人生の虚無などをテーマにしています。太宰は自殺願望が強く、自己破壊的な行動に悩まされながらも、深い洞察力と独特の文体で多くの読者を惹きつけました。彼の作品は、今もなお多くの人々に読まれ、影響を与え続けています。

太宰治で押さえておきたいシーン・名言40選

この物語では管理人のシタテが選んだ名言40を選びました。ピックアップしてお届けします!

1.「人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。」

「Human beings are often deceived by hope, yet at the same time, they can also be deceived by the notion of despair.」

太宰治

2.「人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。」

「The ultimate foundation of human pride may lie in the self-awareness that one has suffered intensely in various ways.」

太宰治

3.「一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。」

「There is no other way but to live each day to the fullest. Do not worry about tomorrow. Tomorrow will worry about itself. I want to live today with joy, effort, and kindness to others.」

太宰治

4.「私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。」

「I do not know anything. However, it seems that the sun shines on the direction in which I grow.」

太宰治

5.「私は、ひとの恋愛談を聞く事は、あまり好きでない。恋愛談には、かならず、どこかに言い繕いがあるからである。」

「I do not like to listen to people’s romantic stories. There is always some sort of embellishment in romantic tales.」

太宰治

6.「疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。」

「Regardless of whether one doubts and turns right as a trial, or firmly believes and turns right, the fate is the same. In either case, one cannot turn back.」

太宰治

7.「人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。」

「If a person has even one day, or rather half a day in a year without worry, that person is truly fortunate.」

太宰治

8.「あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。なぜ、あなたは頭上を見ないのです。また、脚下を見ないのです。」

「You have been seeking the abode of Otohime right ahead. This is where your significant error lies. Why do you not look above? And why do you not look beneath your feet?」

太宰治

9.「恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う。」

「I do not think love is a matter of chance. I believe it is a matter of will.」

太宰治

10.「君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。」

「You, as a talented person, may not understand, but there is no greater suffering in the world than the consciousness that “my existence is a burden to others. I am an unnecessary person.”」

太宰治

11.「幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。」

「News of happiness never comes when one is waiting for it.」

太宰治

12.「弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。」

「Cowards even fear happiness. They can be hurt by a mere cotton. Happiness can also wound.」

太宰治

13.「怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。」

「In the thought of diving into a torrent, where shouting words of love lies the essence of love.」

太宰治

14.「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。しかし、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。」

「Learning can be something you can forget as you remember it. However, even if you forget everything, there remains a small nugget of gold underneath the training of that study. This is what is precious. You must study.」

太宰治

15.「笑われて、笑われて、つよくなる。」

「By being laughed at and laughed at, one grows stronger.」

太宰治

16.「好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。人には、宿命というものがあるんだよ。」

「Exploding curiosity is an adventure, and containing curiosity is also an adventure; both are dangerous. There is something called fate in humans.」

太宰治

17.「信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。」

「It is because I am believed in that I run. Whether I make it or not is not the issue.」

太宰治

18.「人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。」

「The suffering of human life can be said to stem from the difficulty of expressing love. This inadequacy in expression is the source of human unhappiness.」

太宰治

19.「怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。」

「If one does not get angry when it’s time to be angry, then there’s no point to being human.」

太宰治

20.「愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。」

「To love is to risk one’s life. I do not think it is sweet.」

太宰治

21.「てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。」

「Being unable to say something because one is shy means that one is valuing oneself.」

太宰治

22.「駄目な男というものは、幸福を受け取るに当たってさえ、下手くそを極めるものである。」

「A useless man tends to be clumsy even when receiving happiness.」

太宰治

23.「安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。」

「When living in comfort, one creates poems of despair, and when living in a crushed state, one continues to write about the joys of life.」

太宰治

24.「信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。」

「Truth was never an empty delusion.」

太宰治

25.「人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。」

「I want to play with those who do not seek respect from others. However, such good people will not play with me.」

太宰治

26.「男って、正直ね。何もかも、まる見えなのに、それでも、何かと女をだました気で居るらしいのね。犬は、爪を隠せないのね。」

「Men are honest. Everything is clear, yet they still seem to feel like they are deceiving women. Dogs cannot hide their claws.」

太宰治

27.「僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。」

「I do not understand at all why I must live.」

太宰治

28.「ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。」

「While staring blankly at the flowers, I thought that humans also have their good points. It is humans who discovered the beauty of flowers and who love flowers.」

太宰治

29.「理窟はないんだ。女の好ききらいなんて、ずいぶんいい加減なものだと思う。」

「There is no reasoning. I think women’s preferences are rather unreliable.」

太宰治

30.「今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。」

「Today’s women lack individuality, depth, and while they critique, they have no answers; they are deficient in originality and merely mimic. Moreover, they are irresponsible, lack self-restraint, while pretending to be polite yet devoid of elegance.」

太宰治

31.「本当の気品というものは、真黒いどっしりした大きい岩に白菊一輪だ。」

「True elegance is represented by a single white chrysanthemum on a solid, black, heavy rock.」

太宰治

32.「不良とは、優しさの事ではないかしら。」

「Might not being a delinquent be an expression of kindness?」

太宰治

33.「大人とは、裏切られた青年の姿である。」

「Adults are the appearance of betrayed youth.」

太宰治

34.「僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。」

「I have never reformed after being preached at. I have never thought that a person preaching was great.」

太宰治

35.「子供より親が大事、と思いたい。子供のために、等と、古風な道学者みたいな事を殊勝さらく考えても、何、子供よりも、その親の方が弱いのだ。」

「I want to think that parents are more important than children. However, even when I think like an old-fashioned moralist that it is for the children’s sake, the truth is that the parents are weaker than the children.」

太宰治

36.「親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。」

「They say that children grow up even without their parents. In my case, because I have parents, I cannot grow up.」

太宰治

37.「人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。」

「People cannot influence others, nor can they be influenced by others.」

太宰治

38.「鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。花は満開のうちに眺むべきである。私は晩年の芸術というものを否定している。」

「Iron should be struck while it is red hot. Flowers should be admired while in full bloom. I reject the notion of art in old age.」

太宰治

39.「人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。」

「Humans, while being thrown into the depths of despair, eventually groping around find a thread of hope.」

太宰治

40.「前進をしない人は、後退をしているのだ。」

「Those who do not advance are retreating.」

太宰治
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