空海(弘法大師)の心に響く名言集~現代に生きる知恵~

空海(弘法大師)は、真言宗の開祖としてだけでなく、書家、詩人、そして深遠な思想家としても知られる歴史的偉人です。彼の言葉は1200年以上の時を超えて、現代を生きる私たちに大切な知恵と勇気を与えてくれます。ここでは、彼の名言を通して、人生の悩みや苦難に対する広い視野と内面的成長の大切さを解説します。


目次 [ close ]
  1. 1. 悠悠たり悠悠たり太だ悠悠たり
    1. Vast, so vast, incredibly vast.
  2. 2. 三界の狂人は狂せることを知らず
    1. The madmen of the three realms do not know they are mad.
  3. 3. 耳に逆ろうて心にいれず
    1. Going against what one hears, not taking it to heart.
  4. 4. 人を謗じて焼種のつみを顧みず
    1. Slandering others without reflecting on the sin of burning one's seeds of virtue.
  5. 5. 楽と不楽と得と不得と自心能くなす
    1. Pleasure and displeasure, gain and loss, are all created by one's own mind.
  6. 6. 我が心、自ら証すのみ
    1. My mind can only be verified by itself.
  7. 7. 羞ずることなくして十悪を造り、空しく神我ありと論ず
    1. Committing the ten evils without shame, arguing vainly about the existence of a divine self.
  8. 8. 慢ることなかれ、浮華名利の毒を焼かるることなかれ
    1. Do not be arrogant, do not be burned by the poison of fleeting fame and profit.
  9. 9. 凡夫は名聞利養資生の具に執着して、務むに安身をもつてし、ほしいままに三毒五欲を行ず
    1. Ordinary people are attached to fame, profit, and material possessions, seeking only comfort and freely indulging in the three poisons and five desires.
  10. 10. 諸仏威護して一子の愛あり
    1. All Buddhas protect with the love of a parent for their only child.
  11. 11. 増なれる氷、何ぞ必ずしも氷ならん。夏に入るときはすなわち溶け注ぐ
    1. How can thick ice always remain as ice? When summer comes, it melts and flows.
  12. 12. 物に定まれる性なし。人、何ぞ常に悪ならん
    1. Things have no fixed nature. How can a person always be evil?
  13. 13. 短いつるべの水を汲む、疑いを井の枯れたるに懐き、小さき指の潮を測る、猶底の極まわれるかとおもへり
    1. Drawing water with a short well bucket, doubting the well has dried up; measuring the tide with a small finger, thinking one has reached the bottom.
  14. 14. 谷響きを惜しまず。明星来影す
    1. The valley echoes without restraint. The bright star appears.

1. 悠悠たり悠悠たり太だ悠悠たり

Vast, so vast, incredibly vast.

この名言は、空海が宇宙の広大さや時の無限を詠んだ言葉です。言葉のリズムが、遥か遠い宇宙の神秘を感じさせ、私たちに広い視野を持って物事を捉える大切さを教えてくれます。日常の悩みも、宇宙という壮大なスケールで見ると、ただの一瞬の出来事に過ぎないことを示唆しています

[出典: 弘法大師「空海」が残した言葉14選!座右の銘にしたい名言集]


2. 三界の狂人は狂せることを知らず

The madmen of the three realms do not know they are mad.

この名言は、空海が人間の迷いや無自覚さを戒める教えです。人々は自分が迷っていることに気づかず、日常に流されるあまり、本当の自分を見失ってしまうと説いています。まるで水中の魚が水の存在を意識しないように、私たちも自分の常識や固定観念に囚われがちであることを教えてくれます。

[出典: 空海の名言]


3. 耳に逆ろうて心にいれず

Going against what one hears, not taking it to heart.

この戒めは、自分に都合のいい情報だけを選び取ってしまうと、本当の真実が見えなくなることを説いています。
他者の意見に流されることなく、真実に向き合うためには、心を開いて耳を傾ける勇気が必要です。まるでエコーチェンバーの中で自分の声だけを聞くように、偏った思考が真実を隠してしまう危険性を教えています。

[出典: 空海の名言]


4. 人を謗じて焼種のつみを顧みず

Slandering others without reflecting on the sin of burning one’s seeds of virtue.

この言葉は、他人を悪く言うばかりで、自分の本質や内面の成長を見失うことへの戒めです。
他者の欠点ばかりを追い求めると、真に大切なもの―自分自身の成長や愛情―を見落としてしまうことを教えてくれます。
まるで落とし穴に気づかずに歩むかのように、批判ばかりしていると本当の価値を失ってしまうことを戒めています。

[出典: 空海の名言]


5. 楽と不楽と得と不得と自心能くなす

Pleasure and displeasure, gain and loss, are all created by one’s own mind.

この名言は、幸福や不幸、得ることも失うことも、すべては自分の心の持ちよう次第であるという教えです。
どんな出来事も、自分がどう捉えるかで全く異なる結果をもたらすという、自己の内面における選択の大切さを説いています。
一つのコップの水を「半分」と見るか、「まだ半分ある」と見るかは、すべて心の状態に委ねられています。
この言葉は、内面の態度が人生の質を決定する鍵であることを教えてくれます。

[出典: 弘法大師の名言集]


6. 我が心、自ら証すのみ

My mind can only be verified by itself.

この言葉は、自分の心の真実は自分自身でしか確かめられないという、自己探求の大切さを説いています。
他人の評価に頼らず、内なる声を信じ、自らの経験で真実を見極めることの重要性を示しています。
山頂からの眺めが自分で登らなければ分からないように、真実は自らの歩みの中で見出すべきものです。

[出典: 空海の名言と智慧]


7. 羞ずることなくして十悪を造り、空しく神我ありと論ず

Committing the ten evils without shame, arguing vainly about the existence of a divine self.

この名言は、悪事を重ねながらも恥じることなく、自己主張だけを行う人々への痛烈な批判です。
自己欺瞞がどれほど深い迷いの始まりであるかを、厳しい言葉で戒めています。
自分を偽りながらも誇り高く振る舞うことは、真の成長を阻む大きな障害となることを示唆しています。

[出典: 空海の名言]


8. 慢ることなかれ、浮華名利の毒を焼かるることなかれ

Do not be arrogant, do not be burned by the poison of fleeting fame and profit.

この戒めは、浮ついた名声や利益に溺れることの危険性を説いています。
高すぎる欲望は、本来の自分自身を見失わせ、心の豊かさを奪ってしまうという教訓です。
まるで高く舞い上がりすぎた鳥が空気の薄さに苦しむように、名誉や富に固執することは、真実の幸福を遠ざける原因となります。

[出典: 空海の知恵]


9. 凡夫は名聞利養資生の具に執着して、務むに安身をもつてし、ほしいままに三毒五欲を行ず

Ordinary people are attached to fame, profit, and material possessions, seeking only comfort and freely indulging in the three poisons and five desires.

この言葉は、世間の評価や物質的な欲望に囚われ、真の自己を見失う現代人への戒めです。
快楽や利益に夢中になって、本来の大切なもの―精神の成長や内面の豊かさ―を犠牲にしてしまう様子を鋭く批判していますまるで蜜に群がる蟻のように、私たちは時に表面的な快楽に惑わされ、本当の幸福から遠ざかってしまうのです。

[出典: 空海の名言と教え]


10. 諸仏威護して一子の愛あり

All Buddhas protect with the love of a parent for their only child.

この名言は、全ての仏がまるで親が子を慈しむように、無条件の愛で人々を守るという安心感を与えてくれます。
どんなに困難な時でも、仏の慈悲があなたを見守り、導いてくれるという心強いメッセージ。
暗い夜にも必ず星が輝くように、真実の愛と慈悲は常に私たちのそばにあることを教えてくれます。

[出典: 弘法大師の教え]


11. 増なれる氷、何ぞ必ずしも氷ならん。夏に入るときはすなわち溶け注ぐ

How can thick ice always remain as ice? When summer comes, it melts and flows.

この名言は、無常の理を説く教えです。どんなに固く凍ったものも、季節が変われば必ず溶け流れるように、人生の苦難や栄光も永遠ではないことを示しています。
困難は一時のものであり、時が経てば必ず変化が訪れるという、希望に満ちたメッセージを伝えています。変わりゆく世界の中で、私たちは常に新たな始まりを迎える準備をしておく必要があると教えてくれます。

[出典: 弘法大師の名言集]

12. 物に定まれる性なし。人、何ぞ常に悪ならん

Things have no fixed nature. How can a person always be evil?

この言葉は、物事の本質は固定的なものではなく、人は環境や努力によって変わる可能性を持っているという希望のメッセージです。
私たちは生まれながらにして決まった性質を持っているわけではなく、どんなに厳しい状況にあっても、変わることができるという信念を説いています。
環境が種の成長を左右するように、人間も努力と環境次第で大きく成長し、変容する可能性があるのです。

[出典: 空海の知恵]

13. 短いつるべの水を汲む、疑いを井の枯れたるに懐き、小さき指の潮を測る、猶底の極まわれるかとおもへり

Drawing water with a short well bucket, doubting the well has dried up; measuring the tide with a small finger, thinking one has reached the bottom.

この名言は、限られた知識や経験だけで全てを判断してしまう人間の浅はかさを戒めています。
短い縄のつるべで水を汲み、指一本で海の深さを測ろうとするような、無謀な自信がいかに大きな誤解を招くかを示唆しています。
謙虚に学び続けることこそが、真の理解へとつながる道であると、深い洞察を教えてくれます

[出典: 空海の名言]

14. 谷響きを惜しまず。明星来影す

The valley echoes without restraint. The bright star appears.

この言葉は、修行中に空海が虚空蔵菩薩の化身を見たとされる体験を象徴し、誠実な求道の姿勢には必ず答えが返ってくるという教えを示しています。
心から問いかけた結果は、必ずや形となって現れる。真摯な探求は、夜空に星が輝くように必ず実を結ぶのです。
この名言は、求める心に対する宇宙の返答を、詩的な表現で私たちに伝えてくれます

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[出典: 空海の名言]

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